【全ての働く人へ】エンジニアが適応障害になった時にすべきこと

2024-07-29

どうも!ヒグッティ(ヒグッティ@システムエンジニア)です!
今回はシステムエンジニアと適応障害について書いていきます!
私が実際に適応障害を患って経験したことや、こうすればよかったなぁと思ったことを書きます。私がなぜ適応障害になったかの経緯は以下を読んでみてください!

真面目で優しいシステムエンジニアは損をする23~代償~

この記事は適応障害を患った人の目線から書いています。ご理解願います!!

最初に

この記事を読んでいるということは、あなたは適応障害になったまたは、適応障害かもという人だと思います。もしあなたが心療内科を受診していないなら、すぐに受診し、仕事を休職してください。

適応障害とは?

適応障害とうつ病はよく似たようなものと思われがちですが、全然違います。

  • 適応障害:特定の環境やストレスが苦悩に感じ、体調やメンタルを崩し、社会的機能が著しく障害されている状態。簡単に言うと何も考えたくない、やる気が起きないような気持ちに一時的に陥ります。
  • うつ病:適応障害と似たような状態だが、慢性的に気持ちが落ち込んだり、やる気が無かったりする。脳の障害のため治るのに時間がかかる

発症から休職までの流れ

私が適応障害の予兆を感じてから療養するまでの流れはこんな感じです。

適応障害かな?

適応障害のサイン、予兆をまとめます。
私が適応障害になった時、システムエンジニアとして働く30代前半の会社員でした。私のこの時の仕事はプロジェクトリーダでした。チームをまとめてシステムを完成させるために先導するような仕事です。仕事は激務でほぼ毎日終電、休日出勤は当たり前、お客さんには毎日怒られ、、そんな中、私が最初に感じた適応障害かもと思うサインがありました。

  • 朝、出社できない週2~3日くらい朝30分遅れて出社するようになった。
  • 好きだったことに興味がなくなる
  • 気分が落ち込む。夜になると元気になる。
  • 食欲不振

これが1つでも当てはまる人がいたら要注意です。すぐに上司や会社の人に相談してください。相談内容としては「役割(ポジション)を下にしてもらう」(リーダだったのをメンバにするなど)、「別の仕事に配置換え」「別部署に異動」がよいと思います。それでもダメなら転職を考えた方がよいですね。
私はこのような症状を感じながらも半年間働いてしまいました。今思えば早めにアラートを上げるべきでした。

適応障害のデッドライン

以下の症状が一つでも出たら危ない状況だと思います。すぐに心療内科を受診してください!

  • 仕事が手につかない。難しいことを考えられない
  • 不眠症、夜2時間おきに起きてしまうなど。
  • 漠然とした不安に襲われる。

私は不安感に耐え切れず休日出勤中の合間に心療内科を受診しました。この状態までくると体も心もボロボロで仕事以外考えられなくなっています。できれば周りの人も気付いてあげられればいいのですが、結構気づけないことのほうが多いと感じています。

まずは心療内科を受診!!

私は最初、心療内科の受診をためらっていました。仕事はあるし、メンバを置いて一人で逃げるわけにはいかない!と考えていました。でも自分を優先してください早めに心療内科を受診してください。自分を犠牲にして仕事を優先しても、不幸になるのは自分です。最悪はうつ病などを患い今後死ぬまで後遺症に苦しむことになるかもしれません。目の前の仕事より今後の自分の何十年もの時間を大切にしてください。

以下は私が心療内科を初めて受診した時の流れを書きます。初診で最初の受付からすべて終わるまでに1時間30分はかかると思った方がよいです。

心療内科を予約

スマホで検索し近所の心療内科を予約してください。大きいクリニックだと10:00-21:00まで診察しています。予約状況によりますが、当日予約し診察することも可能です。私は当日予約で診察できました。

診察

診察は、先生二人と自分の三人でした。診察時間は5分~10分ほど。どんなことが辛いのか?夜寝れているか?食欲はあるか?などを質問されました。あとは診断書を書いてくれます。病名は適応障害になると思ってください。

採血

普通の採血です。採血すると思わなかったので少し驚きました。

心理テスト

うつ状態を確認するアンケートみたいなやつと、画用紙に木を書く心理テストの2通りのアンケート、テストをやりました。ちなみにこの時の私の結果はかなりのうつ状態でした。100点中20点以上でうつ状態のところ、私は65点でしたwwwかなりメンタルやられてましたwww

会計

ここで必ず診断書をもらってください。ちなみに私のお会計金額は11000円でした。以外に高い、、

薬の受け取り

薬局で薬をもらいます。私は睡眠薬と食欲を増やす薬を2週間分もらいました。料金は1200円くらいだったかなぁ。

療養

心療内科を受診後、会社の上司に休職する旨を伝えましょう。私は上司にLINEで報告しました。本当は電話の方がよいかもしれませんが、、私の場合、すんなり受け入れてもらいました。その後はゆっくり休んでください。

療養中の生活について私の経験ベースでやることや発生する作業などをまとめます。

  • 傷病手当の申請(月1回)
  • 会社の上司と面会(2週間に1回)
  • 心療内科の受診(2週間に1回)

傷病手当の申請

休職した場合、会社から給料が支払われなくなります。その代わり、加入している保険組合から傷病手当金を受け取ることができます。会社から傷病手当の申請書が来るので必要事項を記入し、会社に送りましょう。
注意としては病院を受診した時の領収書や薬の領収書を申請書と一緒に申請します

  • 傷病手当金の受取額:基本給の6、7割 → 基本給が30万の人は18~20万/月ほど
  • 受け取り期間 → 最大1年6か月(毎月申請が必要)
  • 申請に必要なもの → 申請書、病院や薬の領収書。
  • その他 → 傷病手当の申請書で一部、医者に書いてもらう箇所があるので申請書を病院に必ず持って行ってください

私の場合、会社の人と会うことなく申請できました。メールと郵便だけで完結していました。

会社の人との面談

これは会社によるかもしれません。私は2週間に1度、上司と面談がありました。この時の注意としては、上司の発言です。復職を促すような発言、病院を変えることを促す発言はご法度です。もしこのような発言があったら会社に相談して面談する人を変えてもらいましょう。

療養中にすべきこと

私が実際に療養中にしていたことや、すればよかったことを以下にまとめます。

  • 運動(軽い散歩でもOK。個人的にはジョギングで汗を流すことが一番良いと思う)
  • 規則正しい生活(8時に起きて24時頃には寝る)
  • 何も考えない時間を作る(これ大事)
  • 親に会う(親孝行的に。親と離れて暮らしている人限定)
  • 身体のメンテナンス(特に歯医者や眼科)

運動はした方がよいですね。私は実際にやっていましたが、気分が晴れたような気がしていました。何も考えない時間は必ず作ってください。特に奥さんや子供のいる方は相談し、時間を作れるように協力してもらったほうが良いと思います。一日1時間でも2時間でもできる限り時間を作りたいですね。
親にも会っておきましょう。仕事ばかりで帰省もできず親にも会えていない人もいるのではないでしょうか?気分転換にもなりますし、親も心配していると思いますので安心させてあげてほしいです。
歯医者や眼科にも行きましょう。心も体もボロボロになるまで働いていたのであまり体のメンテナンスができていないはずです。私はかなり虫歯が進行していましたww

復職か、または、、、

私は4カ月療養の末、退職を決断しました。正しい判断かわかりませんが復職や退職(転職)のメリット、デメリットを書きます。

復職のメリット

  • 慣れ親しんだ人達や環境で仕事ができる
  • 無茶な仕事を振られずらい
  • 良くも悪くも安定したお給料がもらえる

復職のデメリット

  • 仕事をしていくうちにまた同じような状態に戻るかもしれない(適応障害以前にしていた無茶な仕事や高負荷になる)
  • 給料やボーナスが安くなる。
  • 有給休暇がないかも。
  • 昇進や出世が遅くなる、またはできなくなる。

退職(転職)のメリット

  • 仕事の人間関係や環境をリセットできる
  • 新しい仕事や分野に挑戦できる

退職(転職)のデメリット

  • 転職する場合、転職活動をしなければならない
  • 新しい環境で仕事をしなければならない(人間関係の再構築)
  • 給料が下がるかも

私の場合

私はシステムエンジニアとしてお客さん先に派遣され仕事をしていました。上司から私が復職するなら前とは違う新しい現場に行かせると言われました。なので私は復職しても人間関係や仕事内容がリセットされるため、転職しても変わらないと思い転職を決断しました。転職することで私がやりたいことに挑戦できることが大きな理由でした。復職しても私のやりたいことができないことがわかっていたため、余計転職を強く考えました。
幸い私は転職活動をせずに知り合いの紹介で会社から内定をいただきました。受託のWeb制作会社です。会社は小さいですがその分自由を手に入れました。オールリモート可能。仕事終わりに社長とジムに行けるww。サッカーの試合をテレビで会社のオフィスで見れる。などなど、、給料は前の会社より10%程落ちましたが、、転職してよかったかはまだわかりませんが、適応障害で倒れるまでの環境よりずっと良い環境で働けています。

最後に

体調やメンタルの不調を感じたらすぐに心療内科を受診すること!!
目の前の仕事よりも今後、何十年もの自分の時間の方が大切!!
復職、転職するにしても必ずやったほうがよいことがあります。それは自分が何に対して強くストレスを感じるのか、そういう状況になったらどう対処すればよいのかを決めておくことです。

もしよければ、私がなぜ適応障害になったかの経緯の話も見ていってください!

真面目で優しいシステムエンジニアは損をする23~代償~

あと息抜きにゲームとかやりたいことしましょう!!

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